市夏季大会壮行会2022

  6月16日(木)15時 気持ちのいい初夏晴れ

 令和4年度の市夏季大会を2日後に控えるなかで、
 コナ中決起集会とも呼ぶべき、
 市夏季大会壮行会が行われました。

 これから始まる、壮行会の熱気を待つかのように、
 準備が整えられた体育館は静まり返っています。

 ステージには、夏季大会に臨む一人一人の思いが
 書かれた各部の旗が、今年度の生徒会テーマ
 『HERO』を中心に大きな旗を形成しています。

 それぞれの部旗の中央に描かれた文字は、
 部員の願いを一つに文字に集約したものです。

 今日も青空が広がります。梅雨晴れです。


 壮行会が始まりました。一気に熱を帯びます。
 野球部を先頭に、気合のこもった入場行進です。
 声を出せない分、どの部も腕の振りと足の上がり
 に高さがあります。躍動感が伝わります。


 ソフトテニス部の入場が終わり、体育館に全校生徒
 が集結しました。開式宣言が行われます。

 そして、すぐさま各部の決意表明となりました。
 野球部・男女剣道部・男女卓球部・男子バレーボール部
 女子バレーボール部・ソフトテニス部の順に進みます。

 どの部も、代表の言葉、個人決意発表ともに見事です。
 気迫をまとった言葉が、次々と会場に響き渡ります。

※各部の部長の宣言については、小中野中ホームページ
 コンテンツの「学校だより『希望の鐘』」の中に掲載
 されていますので、そちらからご覧ください。



 クライマックスの選手宣誓です。
(といっても今日はクライマックスが沢山ありました)
 校長先生曰く、宣誓者に「がんばって!」と声をかける
 つもりだったのに、あまりの迫力に押されてしまって、
 声をかけることすらできなかった。のだとか…。

 そして「応援団からのエール」「生徒会長からの激励の
 言葉」と続き、最後に「若い力」と「校歌」を一番だけ
 全員で歌いました。もちろん「激ゾリ」です。
 素直さや前向きな思いに裏打ちされた「ひたむきさ」や
 「がむしゃらさ」は、大きなエネルギーを生み出して、
 強い連帯感や団結力へと結びつきます。その勢いを共有
 することで繋がれた仲間との「固い絆」は、かけがえの
 ない人生の宝物です。お金では買えない財産です。

 今日は、八戸市交通安全協会小中野支部の皆様が、
 激励に来てくださいました。しかも、熱中症対策と、
 大会での活躍を願って、スポーツドリンクを差し入
 れてくださいました。感謝感謝です。

 吹奏楽部員も少人数ながら、大きな、そして、
 きれいな音色を響かせてくれました。
 顧問の一人T先生も演奏に加わっています。
 無事にノーミスで演奏を終え安堵の様子です。
 写真を撮り逃してしまいましたが、
 吹奏楽部はこの後、外で壮行演奏を繰り広げ、
 大会に向けて、士気を高めてくれました。

 壮行式後に行われた、チーム小中野の極秘の
 ミーティングです。3年生の担任のI先生の
 言葉が胸を打ちます。愛があふれすぎて…。

 思えば3年生たちは、コロナ禍で入学式が遅れて
 行われた子供たちです。1年間、校外へ行事等で
 出ることはありませんでした。
 昨年の2年生の新人戦は中止。今年の春季大会も
 競技の中止が相次ぎました。
 大きな大会は、これが最初にして最後という生徒
 もいるに違いありません。
 それでも、前向きに頑張ってきた生徒たちです。

 最後に学年のみんなで撮った写真です。
 正面からのショットは、きっと卒業アルバムに
 掲載されることでしょう。
 苦しい3年間だったと思いますが、悲壮感など
 全く見られません。みんないい顔をしています。
 強い目をしています。苦労が多かった分だけ、
 逞しく成長したことがはっきりわかります。

 フロアが鏡面となって、横断幕と大きな部旗が
 誰もいない体育館の床に静かに反射する光景が、
 どこか、ノスタルジックです。

 今日という日が大切な思い出となって記憶に残り、
 今日にいたるまで、積み重ねてきた練習の日々の
 意味を、その大きさと重さ、かけがえのなさを、
 大会を終えた時にきっと、知るのだと思います。

 頑張れコナ中生。
 本気で戦うなら、全員が『HERO』だ。

2022/06/17 13:50 | この記事のURL