未来への架け橋講座(拡大版)
11月1日(月)… 昼下がり
今日は未来への架け橋講座を拡大版で行いました。
講師を務めてくださったのは、本校卒業生ではなく
お隣の中学校を卒業された武術太極拳の現役の選手
でもあり、パフォーマーでもあり、指導者でもある
『小田桐咲さん』というエネルギッシュな方でした。
隣に立っているのは、講演のアシスタントを務める
Kさんです。仲の良いご友人のようです。
講演会のスタートは、生徒の前に大きなスペースが
作られました。演舞を披露してくれるとのことです。
武術太極拳。カンフーと言えばわかるでしょうか。
小田桐さんが言うことには、最近の漫画でいうなら
「キングダム」の中の世界観が一番近いとか…。
我々の世代であれば「ブルース・リー」の世界です。
比較的最近では「ジャッキー・チェン」の世界です。
ところが、なんとなんと、今の生徒たちにとっては
生まれる前の世界だとのこと。腰が抜けそうです…。
演舞の様子です。カッコいいですね。いや、どちら
かというと、「美しい」という形容詞の方が似合い
そうですね。動きのしなやかさ、柔軟性、スピード、
流れるような技の切れ、そして身のこなし、瞬発力、
全日本チャンピオンの称号は伊達ではありません。
小田桐さんからレクチャーを受けた「キメ」のところ
で拍手が起こります。初めは、そのタイミングがわか
らずに戸惑っていた生徒たちも、だんだん慣れてきま
した。さすが、順応性とノリの抜群なコナ中生です。
演舞が終わり、本題のお話に入りました。演題は、
『点と線』です。この演題を耳にした、校長先生と
JMJ先生は「松本清張か?」と口を揃えてました。
松本清張は自身初となる長編推理小説「点と線」で、
大ブレークを果たし清張ブームを巻き起こしました。
小田桐さんにも、大ブレークの予感がします。
まずは、ご自分の自己紹介です。
スクリーンに顔と経歴が映し出されます。「あれ?」
綺麗な女性の写真です。もちろんご本人も素敵な方
なのですが、ちょっと違うような気もします…。
写真の女性は「武井咲」さんでした。「咲」つながり
のようです。「ネタ」だったんですね。
小さいころ中国で育ったことがきっかけで始める
ことになった武術太極拳のことや、中学校時代の
エピソード、生徒と同じぐらいだった頃の自分の
生活の様子などをサア~ッと語り、いよいよ本題。
スクリーンの中の2軸のグラフに、一つ目の「点」
が打たれます。それは、大学受験の失敗でした。
そして二つ目の「点」台湾留学。そこで目にした、
自分と同じ世代を生きる大学生たちの国政選挙に
対する「熱」。肌で感じた「帰属意識」と「アイ
デンティティ―」。次なる「点」は、フィリピン
へのインターンシップでの体験でした。そこでは
スモーキーマウンテンで暮らす、貧しい生活の中
で見せる「子供たちの満面の笑顔」を目にします。
「本当の幸せって何だろう」
「本当の豊かさって何だろう」
胸の内に芽生えた消えない疑問……。疑問が消え
ないまま就職した自分の中で大きくなる葛藤…。
グラフには次々と点が打たれていきます。
さらに「点」が次々と打たれ、「点」と「点」
がジグザグの「線」で結ばれます。
最後に、「stay hungry, stay foolish」という
スティーブ・ジョブズの言葉が紹介されました。
「貪欲であれ、愚か者であれ」という意味に翻訳
されます。私も好きな言葉です。私は後者の方を
勝手に「がむしゃら」とか「ひたむき」と解釈し
ています。もちろん「愚かしいほどに」ですが。
スティーブ・ジョブズは、有名なスピーチの中で
「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎ合
わせることはできません。できるのは後からつな
ぎ合わせることだけです。だから我々は今やって
いることがいずれ人生のどこかでつながって実を
結ぶだろうと信じるしかない。」
と語っています。
今日のグラフの中にはありませんでしたが、
小田桐さんは、人生のどこかでこの言葉と出会い
そこに「点」を打ってきたのだ。そう感じました。
私も、久しぶりにジョブズのスピーチを読み返し
てみました。
話は若干さかのぼりますが…、
「点と線」は松本清張ではなく、スティーブ・
ジョブズだったんですね。
生徒からもいくつか質問だ出されました。
「今までで一番うれしかったこと」
「自分のモチベーションをどうやってあげるか」
「両立するうえで大切なこと」
「勉強してきてよかったこと」
最後に、生徒を代表して新生徒会役員の1年生
M君がデビューを飾り感謝の言葉を述べました。
追伸
講演会が始まる50分前です。
黙々と体育館で体を動かす人物の姿がありました。
小田桐咲さんです。最高の演舞を見せるために、
息を切らし、汗だくになりながら、
ひたすら、リハーサルに挑んでいました。
見えないところでの生きる姿勢。見せない努力。
学ぶべきところがたくさんあります。
小田桐さん、本当にありがとうございました。
今日は未来への架け橋講座を拡大版で行いました。
講師を務めてくださったのは、本校卒業生ではなく
お隣の中学校を卒業された武術太極拳の現役の選手
でもあり、パフォーマーでもあり、指導者でもある
『小田桐咲さん』というエネルギッシュな方でした。
隣に立っているのは、講演のアシスタントを務める
Kさんです。仲の良いご友人のようです。
講演会のスタートは、生徒の前に大きなスペースが
作られました。演舞を披露してくれるとのことです。
武術太極拳。カンフーと言えばわかるでしょうか。
小田桐さんが言うことには、最近の漫画でいうなら
「キングダム」の中の世界観が一番近いとか…。
我々の世代であれば「ブルース・リー」の世界です。
比較的最近では「ジャッキー・チェン」の世界です。
ところが、なんとなんと、今の生徒たちにとっては
生まれる前の世界だとのこと。腰が抜けそうです…。
演舞の様子です。カッコいいですね。いや、どちら
かというと、「美しい」という形容詞の方が似合い
そうですね。動きのしなやかさ、柔軟性、スピード、
流れるような技の切れ、そして身のこなし、瞬発力、
全日本チャンピオンの称号は伊達ではありません。
小田桐さんからレクチャーを受けた「キメ」のところ
で拍手が起こります。初めは、そのタイミングがわか
らずに戸惑っていた生徒たちも、だんだん慣れてきま
した。さすが、順応性とノリの抜群なコナ中生です。
演舞が終わり、本題のお話に入りました。演題は、
『点と線』です。この演題を耳にした、校長先生と
JMJ先生は「松本清張か?」と口を揃えてました。
松本清張は自身初となる長編推理小説「点と線」で、
大ブレークを果たし清張ブームを巻き起こしました。
小田桐さんにも、大ブレークの予感がします。
まずは、ご自分の自己紹介です。
スクリーンに顔と経歴が映し出されます。「あれ?」
綺麗な女性の写真です。もちろんご本人も素敵な方
なのですが、ちょっと違うような気もします…。
写真の女性は「武井咲」さんでした。「咲」つながり
のようです。「ネタ」だったんですね。
小さいころ中国で育ったことがきっかけで始める
ことになった武術太極拳のことや、中学校時代の
エピソード、生徒と同じぐらいだった頃の自分の
生活の様子などをサア~ッと語り、いよいよ本題。
スクリーンの中の2軸のグラフに、一つ目の「点」
が打たれます。それは、大学受験の失敗でした。
そして二つ目の「点」台湾留学。そこで目にした、
自分と同じ世代を生きる大学生たちの国政選挙に
対する「熱」。肌で感じた「帰属意識」と「アイ
デンティティ―」。次なる「点」は、フィリピン
へのインターンシップでの体験でした。そこでは
スモーキーマウンテンで暮らす、貧しい生活の中
で見せる「子供たちの満面の笑顔」を目にします。
「本当の幸せって何だろう」
「本当の豊かさって何だろう」
胸の内に芽生えた消えない疑問……。疑問が消え
ないまま就職した自分の中で大きくなる葛藤…。
グラフには次々と点が打たれていきます。
さらに「点」が次々と打たれ、「点」と「点」
がジグザグの「線」で結ばれます。
最後に、「stay hungry, stay foolish」という
スティーブ・ジョブズの言葉が紹介されました。
「貪欲であれ、愚か者であれ」という意味に翻訳
されます。私も好きな言葉です。私は後者の方を
勝手に「がむしゃら」とか「ひたむき」と解釈し
ています。もちろん「愚かしいほどに」ですが。
スティーブ・ジョブズは、有名なスピーチの中で
「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎ合
わせることはできません。できるのは後からつな
ぎ合わせることだけです。だから我々は今やって
いることがいずれ人生のどこかでつながって実を
結ぶだろうと信じるしかない。」
と語っています。
今日のグラフの中にはありませんでしたが、
小田桐さんは、人生のどこかでこの言葉と出会い
そこに「点」を打ってきたのだ。そう感じました。
私も、久しぶりにジョブズのスピーチを読み返し
てみました。
話は若干さかのぼりますが…、
「点と線」は松本清張ではなく、スティーブ・
ジョブズだったんですね。
生徒からもいくつか質問だ出されました。
「今までで一番うれしかったこと」
「自分のモチベーションをどうやってあげるか」
「両立するうえで大切なこと」
「勉強してきてよかったこと」
最後に、生徒を代表して新生徒会役員の1年生
M君がデビューを飾り感謝の言葉を述べました。
追伸
講演会が始まる50分前です。
黙々と体育館で体を動かす人物の姿がありました。
小田桐咲さんです。最高の演舞を見せるために、
息を切らし、汗だくになりながら、
ひたすら、リハーサルに挑んでいました。
見えないところでの生きる姿勢。見せない努力。
学ぶべきところがたくさんあります。
小田桐さん、本当にありがとうございました。
2021/11/01 17:00 |
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