あどばる~ん講演会
10月28日(木)
今日は久しぶりに明るい日差しが爽やかに降り注ぐ
秋晴れの1日でした。急に色づき始めた木々の葉が
陽の光に照らされ、心地よい日和でした。
今年で10年目を迎える『未来への架け橋講座』を
記念すべく開催された『あどばる~ん講演会』が、
体育館で行われました。有名人の来校にテンション
が上がります。⤴
いよいよ始まります。テレビでしか見たことのない
実物の有名人に興味津々の生徒たちです。
つかみは、アドリブのような二人のやり取りです。
まずは、しっかり笑いを取ります。さすが…。
そしていつの間にか、本題の「夢」や「生き方」に
関わってくる話へと引き込まれていきます。
中学校卒業後すぐにでもお笑い芸人になりたかった
小野さんに対して、特にやりたいことなどなかった
新山さん。そんな二人がコンビを組んでお笑い芸人
になるまでのいきさつが、対照的に語られます。
中学生という時期、中学校という場所、仲間の存在
あの時の自分、あの時があるからこその今の自分、
今だからこそわかるあの時の自分…。
等身大、ありのまま、自分の言葉、まっすぐな思い、
少年のような心を失わずに、少しずつ背負ってきた
人生の垢を隠すことなく、時に笑いの中に含ませて
ざっくばらんに、それでいて熱く語る二人の姿には
「本当のカッコよさ」がにじんでいました。
内容が盛りだくさんで、すべてを紹介するなどとても
出来そうもありません。本当に、全然別々の考え方の
二人が、お互いの考え方や生き方を自分にないものを
もっている人間として尊敬しあっているのがわかります。
言葉の上では、互いにネタでいじり合いながらも、いや、
だからこそ、ストレートに伝わってきました。そして、
芸人としてのプライドとプロ意識も…。
生徒からも次々に質問が出されました。
「お笑い芸人を目指すことへの不安はなかったか」
「お笑い芸人になって良かったことは何か」
「お笑いで大事にしていることは何か」
「勉強以外で大切なことは何か」
「超能力ができるというのは本当か」などなど、
他にちょっときわどい質問までありましたが、真摯に
それぞれの言葉で、上手に伝えてくれました。
『大人への階段』のくだりは『秀逸』の一言に尽きます。
二人に共通しているところがあるとするならば、
二人とも学校が好きだというところでしょうか。
学校という場所が、かけがえのないものとして、
心の中に存在しているように思えました。
「面と向かって同じ世代の人間が集まれる場所」
社会に出てしまえば消え失せてしまう特別な環境
だから、貴重な時間なのだから一瞬一瞬を大切に
生きてほしい。…、力強い言葉でした。
どうやら、読書はした方がよさそうですね。
新山さんは『ソフィーの世界』を紹介してくれました。
小野さんは『アドラー心理学』の「課題の分離」に
ついて、説明してくださいました。
ソフィーの世界もファンタジー小説に位置付けられて
いますが、実際の内容はもはや「哲学」です。
二人とも、人生とまっすぐに向き合い、周りの人を
大切にして、笑いを追及しているんですね。きっと。
『人を笑わせる能力はないかもしれないけれど、挑戦
する能力にかんしては自分でも凄いと思う』
『不安は大きかったけれど、やらなければ後悔する
ことはわかっていたから挑戦できた』
『なんとかなる』
『もうちょっと楽に、自分に素直になっていい』
『まだ、夢を叶えたとは思っていない』
数々の言葉が胸に残りました…。
まじめに語っては笑いをとり、笑わせたかと思えば、
また、大切なことをさりげなく語りまじめる…。
二人でいるのに相手の話を大切にして、それでいて
突っ込んでみたりボケてみたり、いじりあったり…。
まじめな話をする自分たちを恥じらっているような、
なのに、胸の奥にある熱いものの噴出が止まらない。
あっという間の1時間でした。
そして、圧巻の60分でした。
本当にありがとうございました。
今日は久しぶりに明るい日差しが爽やかに降り注ぐ
秋晴れの1日でした。急に色づき始めた木々の葉が
陽の光に照らされ、心地よい日和でした。
今年で10年目を迎える『未来への架け橋講座』を
記念すべく開催された『あどばる~ん講演会』が、
体育館で行われました。有名人の来校にテンション
が上がります。⤴
いよいよ始まります。テレビでしか見たことのない
実物の有名人に興味津々の生徒たちです。
つかみは、アドリブのような二人のやり取りです。
まずは、しっかり笑いを取ります。さすが…。
そしていつの間にか、本題の「夢」や「生き方」に
関わってくる話へと引き込まれていきます。
中学校卒業後すぐにでもお笑い芸人になりたかった
小野さんに対して、特にやりたいことなどなかった
新山さん。そんな二人がコンビを組んでお笑い芸人
になるまでのいきさつが、対照的に語られます。
中学生という時期、中学校という場所、仲間の存在
あの時の自分、あの時があるからこその今の自分、
今だからこそわかるあの時の自分…。
等身大、ありのまま、自分の言葉、まっすぐな思い、
少年のような心を失わずに、少しずつ背負ってきた
人生の垢を隠すことなく、時に笑いの中に含ませて
ざっくばらんに、それでいて熱く語る二人の姿には
「本当のカッコよさ」がにじんでいました。
内容が盛りだくさんで、すべてを紹介するなどとても
出来そうもありません。本当に、全然別々の考え方の
二人が、お互いの考え方や生き方を自分にないものを
もっている人間として尊敬しあっているのがわかります。
言葉の上では、互いにネタでいじり合いながらも、いや、
だからこそ、ストレートに伝わってきました。そして、
芸人としてのプライドとプロ意識も…。
生徒からも次々に質問が出されました。
「お笑い芸人を目指すことへの不安はなかったか」
「お笑い芸人になって良かったことは何か」
「お笑いで大事にしていることは何か」
「勉強以外で大切なことは何か」
「超能力ができるというのは本当か」などなど、
他にちょっときわどい質問までありましたが、真摯に
それぞれの言葉で、上手に伝えてくれました。
『大人への階段』のくだりは『秀逸』の一言に尽きます。
二人に共通しているところがあるとするならば、
二人とも学校が好きだというところでしょうか。
学校という場所が、かけがえのないものとして、
心の中に存在しているように思えました。
「面と向かって同じ世代の人間が集まれる場所」
社会に出てしまえば消え失せてしまう特別な環境
だから、貴重な時間なのだから一瞬一瞬を大切に
生きてほしい。…、力強い言葉でした。
どうやら、読書はした方がよさそうですね。
新山さんは『ソフィーの世界』を紹介してくれました。
小野さんは『アドラー心理学』の「課題の分離」に
ついて、説明してくださいました。
ソフィーの世界もファンタジー小説に位置付けられて
いますが、実際の内容はもはや「哲学」です。
二人とも、人生とまっすぐに向き合い、周りの人を
大切にして、笑いを追及しているんですね。きっと。
『人を笑わせる能力はないかもしれないけれど、挑戦
する能力にかんしては自分でも凄いと思う』
『不安は大きかったけれど、やらなければ後悔する
ことはわかっていたから挑戦できた』
『なんとかなる』
『もうちょっと楽に、自分に素直になっていい』
『まだ、夢を叶えたとは思っていない』
数々の言葉が胸に残りました…。
まじめに語っては笑いをとり、笑わせたかと思えば、
また、大切なことをさりげなく語りまじめる…。
二人でいるのに相手の話を大切にして、それでいて
突っ込んでみたりボケてみたり、いじりあったり…。
まじめな話をする自分たちを恥じらっているような、
なのに、胸の奥にある熱いものの噴出が止まらない。
あっという間の1時間でした。
そして、圧巻の60分でした。
本当にありがとうございました。
2021/10/29 08:00 |
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