図書室、秋の様相に衣替え

 肌をかすめる風が、時折肌寒いと感じるこの頃です。
 校舎の周りの木々の葉先が赤みを帯びています。
 晩夏の香りをかすかに残しながら、めぐる季節は、
 すっかり秋に足を踏み入れたようです。

 毎週来てくださっている図書ボラの皆さんの手で、
 図書室も、すっかり秋の様相に様変わりしました。

 天井からりんごや葡萄など秋の果物が吊り下げられ
 壁面には、お月見の飾りつけが施されています。

 入り口を入ったところにある「おすすめの本」です。
 見事に紅葉したもみじがきれいです。


 季節ごとに変わる特設コーナーでは、
 「芸術にふれよう」特集を開設しています。
 読書の秋、そして芸術の秋ですね。


 カウンター前に並ぶのは、入りたての新刊本です。

 芥川賞受賞作「推し、燃ゆ」をはじめ、
 東野圭吾さんをはじめとした人気作家の新刊本、
 ジャニーズの加藤シゲアキさんの書いたことで有名
 「オルタネート」、話題となった「スマホ脳」、
 そして、「えんとつ町のプペル」まで揃っています。
 歴史好きの人のための時代小説あり。
 生き方を見つめるための自己啓発本あり、
 哲学や心理学をわかりやすく説明してくれる本あり、
 
 などなど、各種取り揃えています。

 本屋大賞のコーナーには、歴代の受賞作が並びます。
 芸術の秋には、「蜜蜂と遠雷」がおすすめです。

 こちらは、郷土コーナーです。

 この郷土コーナーには、八戸藩遠山家日記や八戸市史
 などが並んでいます。南部のことばの本も数冊あり、
 震災に関する本も何冊かそろっていますから、
 総合的な学習の時間にとても役立ちそうです。

 
 さらには、図書ボランティアの活動の様子や、

 〇〇先生の推薦コーナーまであります。
 並んでいる本の種類を見れば、どの先生なのか
 きっとすぐにわかるはずです。

 出口のところにちょっとしたコーナーが…。

 そこには、2種類の本が並んでいます。
 1冊は「RIDE THE EAST WIND~東の風に乗って~」
 もう1冊は「やまいも中学校」という本です。
 前者は、自叙伝と言っていいでしょう。
 後者は、子供向けの短編小説でしょうか。
 夏休みに入るころ、学校に届けられた寄贈本です。
 当時アメリカ兵だった著者が戦後すぐに八戸を訪れた
 ことがあることから、送られてきたものです。
 縁や人と人とのつながりって不思議ですね。

 今日の昼休み、図書室をのぞいてみました。

 図書委員の当番が受付カウンターで作業しています。
 そして、書棚の整理を始めました。
 そこに、1年生の女子が入ってきました。
 読書しながら昼休みを過ごす予定だったのでしょう。
 二人は快くサクラを引き受けてくれました。

 そのあと、新聞担当の図書委員が今日の朝刊を
 ホルダーにセットしに来ました。そのほか、
 閲覧に来た生徒1名、本を返しに来た生徒1名。
 今日の来室者は私も含めて8名でした。

 読書は心の糧とも栄養とも言います。
 コナ中生に、もっと読書の輪が広がるといいですね。
 せっかく素敵な環境を作ってくださる方々が
 身近なところにいるのですから…。

 近々、SDG’s関連の書籍と職業関係の書籍を
 購入する予定です。2学期からは、
 総合的な学習や進路の学習が充実する時期です。
 調べ学習などにぜひ役立ててください。

2021/09/16 10:00 | この記事のURL