えんぶり・虎舞の歴史講話

 東京オリンピック2020の開会式から
 早いもので10日ほど経過しました。
 序盤から日本の金メダルラッシュが続き、
 ドラマチックな試合展開の多さに、
 何度も胸が熱くなりました。
 中学校のスポーツ界でも、
 新チームの大会が幕を開けました。
 今日から卓球部が、試合に臨んでいます。
 そして、明日からソフトテニス部が、
 5日からは野球部が大会に臨みます。
 オリンピックに負けないドラマが
 きっと待ち受けています。

 さて、8月2日(月)
 1年生と2年生は、揃って出校日です。
 課題点検を済ませ、今日は講演会です。
 講師を務めてくださるのは、まさに、
 地域の生き字引、船田勝美さんです。

 「えんぶり・虎舞についての歴史講和」を10:30から
 約1時間に渡ってエネルギッシュにお話しくださいました。
 えんぶりを次の世代へつなぐことへの強い信念を感じます。

 以前、シンガポールや中国から招待されて、虎舞を
 披露してきたこと。その時感じた日本のよさ。
 苦労はすればするほど身になるということ。
 とにかくなんでも体験することの大切さ。
 見る人の立場に立った虎舞やえんぶりの楽しさ。
 多くのことを語ってくださいました。

 質問コーナーでは、「松の舞と大黒舞について」、
 「烏帽子の重さはどれぐらいか」などの質問に、
 丁寧に答えてくださいました。
 ちなみに、烏帽子の重さは軽いもので「1.2Kg」
 重いものだとなんと「2Kg」もあるとか…。
 
 最後の、生徒からのお礼の中に、
 「ほかの人より劣るところがあってもがっかりする
 ことはない。努力で勝っていればいい。大切なのは
 人間性である。という言葉が印象に残りました。」
 とありましたが、
 「努力」「厳しさを経験することが人間を強くする」
 などなど、えんぶりや虎舞の話とともに、生きること
 について、学ぶことの多い貴重な時間となりました。

 梅経寒苦発清香
 
 ですね。

 体育館の大きく開いた非常口からは、
 お隣の保育園に咲く立派なひまわりが、まるで
 こちらに聞き耳を立てているかのように見えます。


 1・2年生がこれから取り組むえんぶりと虎舞は、
 文化祭が発表の場となる予定です。
 
 どうぞ、お楽しみに!

2021/07/28 16:00 | この記事のURL