学校だより第4号①

7月14日(月)。

10日前になりますが,7月4日(月)に「学校だより」第4号を発行しました。

その抜粋です。


たまに教育でないお話を

                    校長 畑川 慶行

 保護者の皆様,轟木地域の皆様,子ども達はすくすくと育っています。そこで,たまに全く教育から離れて,ゆったりとお話ししてみたいと思いますので,どうぞ気楽にお読みください。
 6月中旬ころから日本では天気が悪くなって,しとしと雨が降るようになります(今も降っております)。入梅です。
 南の方の湿り気を含んだ空気に,北の冷たい空気がぶつかって,雨の降るところが日本中に広がってきます。この雨の降る間を「つゆ」と呼んでいます。
 子ども達は外で遊べなかったり,傘を差しても濡れながら学校に通ったり,あまり嬉しがりませんが,日本の国にこの「つゆ」の雨が降らないととても困ったことになります。それは,お米。稲はつゆの雨とその後の夏の暑さで育ちます。
 さて,「つゆ」にまつわる日本の民話を1つお話しします。低学年や中学年の子は,おそらくこの学校だよりを読むことはないだろうと思いますので,どうぞ,寝物語にでも話してあげてください。
 昔むかし,あるところに優しい母さんガエルと,何でも親の言うことを聞かないヘソ曲がりの子どもガエルがいました。母さんガエルが「今日は暑い日だのう。」と言うと,子どもガエルは,「今日は寒い日だのう。」と言います。「明日は,きっといい日じゃろうな。」と言うと,「明日は,きっと悪い日じゃろうな。」と言いました。
 「おまえは,親の反対ばかりするね。」と言うと,「おまえは,子どもの反対ばかりするね。」と言うのです。
 とうとう母さんガエルは,心配して病気になってしまいました。病気が重くなったとき,本当は山に墓を建てて欲しかったのですが,山に埋めてくれと言ったら,きっと反対に川に埋められるだろうと思った母さんガエルは,「私が死んだら,川のそばに埋めておくれ。」と言って死んでしまいました。
 ところが,子どもガエルは,母さんが死ぬと,今まで反対ばかりしていたのがとても悲しくなってしまったのです。「今度こそ,母さんガエルの言うとおりにしよう。」子どもガエルは,そう決心したのです。母さんガエルを川のそばに埋め,お墓を建てました。
 けれど雨が降りそうになると,川の水が増えて,母さんガエルのお墓が流されやしないかと心配になるのです。だから,「雨,どうか降らないでおくれ。降ってもちょっとでやんどくれ。」と鳴くのです。雨が降りそうになるとカエルが鳴くのは,こんな訳があるそうです。
 このお話は「あまがえる不孝」という日本に昔から伝わっている民話です。
 雨で子どもが遊べなかった休みの日の夕方,夜寝る前,子どもに民話を話してあげますと喜びます。天使のような顔をして眠りにつくことでしょう。高学年の子も,「えーっ」と言いながらも,実は心がほっこりして眠りにつくことができます。
 次回は,1学期のまとめを真面目に書きます。







2011/07/14 11:20 | この記事のURL