2012年8月の記事
8月29日(水)プールは今日で終わりです。
8月28日(火)全校朝会~いじめを考える~
今日の生徒朝会では校長先生が
新聞記事「笑顔の向こうは 大津・いじめ事件」(朝日新聞 8月18日付)
を取り上げてお話しされ、みんなでいじめについて考えました。
《校長先生のお話》
(上記の記事を朗読したあと)
同様の事件はこれまでにも起こっています。
(鹿川君事件、大河内君事件など)
いじめとは何か、今日はみんなで考えましょう。
「自分がされていやなこと」にはどんなことがあるか。
「自分がしてもらってうれしいこと」にはどんなことがあるか。
まず、されていやなこと。
「暴力」ですね。「暴力」には2種類あります。
一つは身体的なもの。もう一つは分かりますか。
(生徒「言葉の暴力」)
そうですね、「言葉の暴力」。
その逆もあります。「無視する」こと。
一人二人なら我慢できても、学級全部、学校全体でやられたらどうだろう。
誰かが「話すな。」と言ったことが広がったりする。「仲間外し」です。
(大津・いじめ事件では)生徒が「いじめじゃないか」と先生に教えても
先生も「あれは、けんかじゃないか?」と言っていて
いじめとけんかの境目もはっきりしないこともあるかもしれない。
しかし、助けてくれる人が誰もいないと思ったとき、
(いじめられている人の)生きていく力はどうなるだろう。
被害者は金銭も取られています。
自宅まで押しかけられて恐喝されています。
このようなことが毎日続く。
いじめの被害にあって自殺した鹿川裕史君が残した手紙には
こんな言葉がありました。
「このままじゃ生きジゴクになっちゃうよ。」
「先生方、このようなことは全国どこでも起こりうると思ってください。」
と私たち教員は言われます。
でも、起こっちゃだめですよね。人権無視です。
こんなことが起こらないように
美保野では小・中代表委員で話し合ったりしていますね。
どんなふうに取り組んでいったらいいか。
こんどは「してもらってうれしいこと」を考えてみましょう。
「話し合える」「声をかけ合える」「協力してくれる」
「地域の人が見守ってくれる」……お祭りまでやったりしましたね。
こういうことを、自分たちでできない場合は大人に相談したりしながら、
自分たちでつくっていく。
こういうことをやっていくためにはどうしたらいいだろう。
(生徒「小学生と代表委員会で話し合う。」)
(生徒「小学生にも声をかける。」)
(生徒「困っている人がいたら協力する、助ける。」)
意外に身近なことですよね。
ある青森県内の中学校の例です。
この学校はテレビに出るくらい荒れていました。
しかし、このままでは恥ずかしいと考えたある生徒が
生徒会長に立候補し、
「全校で大きな声で校歌を歌える学校にしよう」と呼びかけます。
そこからだんだん広がって、
この学校は全校合唱で有名な学校になりました。
みんなが楽しくなるようなことをやっていく。
そういうことも(いじめのない学校ををつくっていく上で)大事なんです。
これから文化祭がありますね。
文化祭で、見てくれる人が楽しくなるように、精一杯やっていきましょう。
「いじめ」とは何か。
今は「やられた人がこれはいじめだと思ったらいじめ」なんです。
もし、これからの人生の中で自分がいじめにあったら、
黙っていないで声を上げなさい。
助けてくれる人が必ずいます。
新聞記事「笑顔の向こうは 大津・いじめ事件」(朝日新聞 8月18日付)
を取り上げてお話しされ、みんなでいじめについて考えました。
《校長先生のお話》
(上記の記事を朗読したあと)
同様の事件はこれまでにも起こっています。
(鹿川君事件、大河内君事件など)
いじめとは何か、今日はみんなで考えましょう。
「自分がされていやなこと」にはどんなことがあるか。
「自分がしてもらってうれしいこと」にはどんなことがあるか。
まず、されていやなこと。
「暴力」ですね。「暴力」には2種類あります。
一つは身体的なもの。もう一つは分かりますか。
(生徒「言葉の暴力」)
そうですね、「言葉の暴力」。
その逆もあります。「無視する」こと。
一人二人なら我慢できても、学級全部、学校全体でやられたらどうだろう。
誰かが「話すな。」と言ったことが広がったりする。「仲間外し」です。
(大津・いじめ事件では)生徒が「いじめじゃないか」と先生に教えても
先生も「あれは、けんかじゃないか?」と言っていて
いじめとけんかの境目もはっきりしないこともあるかもしれない。
しかし、助けてくれる人が誰もいないと思ったとき、
(いじめられている人の)生きていく力はどうなるだろう。
被害者は金銭も取られています。
自宅まで押しかけられて恐喝されています。
このようなことが毎日続く。
いじめの被害にあって自殺した鹿川裕史君が残した手紙には
こんな言葉がありました。
「このままじゃ生きジゴクになっちゃうよ。」
「先生方、このようなことは全国どこでも起こりうると思ってください。」
と私たち教員は言われます。
でも、起こっちゃだめですよね。人権無視です。
こんなことが起こらないように
美保野では小・中代表委員で話し合ったりしていますね。
どんなふうに取り組んでいったらいいか。
こんどは「してもらってうれしいこと」を考えてみましょう。
「話し合える」「声をかけ合える」「協力してくれる」
「地域の人が見守ってくれる」……お祭りまでやったりしましたね。
こういうことを、自分たちでできない場合は大人に相談したりしながら、
自分たちでつくっていく。
こういうことをやっていくためにはどうしたらいいだろう。
(生徒「小学生と代表委員会で話し合う。」)
(生徒「小学生にも声をかける。」)
(生徒「困っている人がいたら協力する、助ける。」)
意外に身近なことですよね。
ある青森県内の中学校の例です。
この学校はテレビに出るくらい荒れていました。
しかし、このままでは恥ずかしいと考えたある生徒が
生徒会長に立候補し、
「全校で大きな声で校歌を歌える学校にしよう」と呼びかけます。
そこからだんだん広がって、
この学校は全校合唱で有名な学校になりました。
みんなが楽しくなるようなことをやっていく。
そういうことも(いじめのない学校ををつくっていく上で)大事なんです。
これから文化祭がありますね。
文化祭で、見てくれる人が楽しくなるように、精一杯やっていきましょう。
「いじめ」とは何か。
今は「やられた人がこれはいじめだと思ったらいじめ」なんです。
もし、これからの人生の中で自分がいじめにあったら、
黙っていないで声を上げなさい。
助けてくれる人が必ずいます。
8月28日(火)「思春期って何だろう?性って何だろう?」~いのちをはぐくむ教育アドバイザー事業~
いのちをはぐくむ教育アドバイザー事業として講演会を開催しました。
講師に八戸赤十字病院産婦人科の向井田理佳先生をお迎えし、
「思春期って何だろう?性って何だろう?」というテーマで
1時間お話をしていただきました。
からだと心の発達、生殖の仕組み、
男女の発達の違い、性感染症などについて教えていただいた後、
自分たちの母子手帳を使って
出生時の自分の身長・体重、生まれた時刻、
当時のおかあさんの体調など振り返ってみました。
先生から妊婦さんの大変さなども教えていただきました。
お話の後は「生きかた学習」のインタビュー活動です。
医師という職業やご自身の夢について伺いました。
向井田先生は医師として、そして母としての思いを
明るく、力強く語ってくださいました。
先生に将来の夢を伺ったところ
「若い頃はたくさんの人の役に立ちたいと思っていましたが、
今はだれか一人でいいのでその人の役に立ちたい。」
とおっしゃっていたことが印象的でした。
「患者さんの声を聞き、患者さんの心に寄り添いたい」と
心がけている先生ならではの言葉だと感じました。
《生徒の感想 一部抜粋》
○母子手帳をくわしく見るのは初めてでしたが、
自分が生まれたのはたくさんの人の支えがあってこそなんだなあ
と気付くことができました。
○中高生にはまだ、子どもを育てる力がないので、
早まったまねをしないで、女の人を大切にしたいです。
○(母子手帳は)たくさんの思いがつまった一冊だということを発見しました。
今、生きていることに感謝してこれからも生活していきます。
講師に八戸赤十字病院産婦人科の向井田理佳先生をお迎えし、
「思春期って何だろう?性って何だろう?」というテーマで
1時間お話をしていただきました。
からだと心の発達、生殖の仕組み、
男女の発達の違い、性感染症などについて教えていただいた後、
自分たちの母子手帳を使って
出生時の自分の身長・体重、生まれた時刻、
当時のおかあさんの体調など振り返ってみました。
先生から妊婦さんの大変さなども教えていただきました。
お話の後は「生きかた学習」のインタビュー活動です。
医師という職業やご自身の夢について伺いました。
向井田先生は医師として、そして母としての思いを
明るく、力強く語ってくださいました。
先生に将来の夢を伺ったところ
「若い頃はたくさんの人の役に立ちたいと思っていましたが、
今はだれか一人でいいのでその人の役に立ちたい。」
とおっしゃっていたことが印象的でした。
「患者さんの声を聞き、患者さんの心に寄り添いたい」と
心がけている先生ならではの言葉だと感じました。
《生徒の感想 一部抜粋》
○母子手帳をくわしく見るのは初めてでしたが、
自分が生まれたのはたくさんの人の支えがあってこそなんだなあ
と気付くことができました。
○中高生にはまだ、子どもを育てる力がないので、
早まったまねをしないで、女の人を大切にしたいです。
○(母子手帳は)たくさんの思いがつまった一冊だということを発見しました。
今、生きていることに感謝してこれからも生活していきます。