多賀小学校ブログ

いちごプロジェクト(その弐)

 3学年の児童が、通称「いちごプロジェクト」に参加しました。
 正式には「地域の底力」プロジェクトという八戸市の事業です。

 今回は、6月8日に行った第1回目「いちご摘み」に続く2回目。
 今日の主たる体験は「いちごの苗植え」です。
 

 まずは連合町内会長さんが、多賀地区でなぜいちご栽培が盛んになったのか,歴史的背景をお話ししてくださいました。 
 ・浜市川の農家の男性たちが北海道へニシン漁に出稼ぎしていた折、船転覆事故で命を落としてしまったこと。
 ・多賀小の細川重計校長(当時)が、出稼ぎをしなくても済むよう、「いちご」の将来性と栽培技術を説いたこと。
 ・木村徳男氏ら7人の農業経営者が生産に取り組み始めたこと。
 ・その後、次第に栽培農家が増え、市川地区に本格的な「いちご」生産が定着したこと。
 
 次に、前回いちご摘みでもハウスを提供してくださった木村さんが、いちごの苗の特徴を教えてくださいました。
 
 ・イチゴはバラ科の植物。
 ・1つの株からランナーが伸びて次々と子苗が生まれ、何年も栽培できること。
 ・ランナーと呼ばれる親株から伸びて地面に付くと、子株をつける弦が50本ほどできること。
 ・イチゴはこのランナーの伸びる側と反対側に果実を付けること。
 
 お話を伺った後は、いよいよ苗植え。
 本校のガラス小屋にあらかじめ用意されたプランターに、3株ずつ植えていきます。

 間隔や向きに気をつけながら,子どもたちは次々に植えていきました。
 水やりを忘れず大切にお世話をして、来年おいしいいちごが食べられますように!





2018/09/10 11:20 | この記事のURL3学年