着衣水泳(令和元年7月16日)

何かの事故で、服を着たまま海に落ちてしまったら…?
溺れそうになっている人と遭遇したら…?

日常ではあまりありそうにない出来事ですが、
もしも…はいつ起きるかわかりません。
今回行った着衣水泳も、そんなもしものための授業です。

水に落ちてしまった場合、一番大切なことは、「浮いて待つ」。
この言葉は、国際用語になっているほどだそうです。
無理して泳ごうとするのではなく、呼吸ができるすなわち浮いた状態を保って待つのだそうです。
無理に泳ごうとしてもがいてしまうと、衣服が邪魔をして泳げなくなり、
体力を消耗してしまいます。

授業では、エスプロモの皆様に講義と指導をしていただきました。


浮こうとしたとき、(素材にもよりますが)衣服が空気をためる機能を果たし、浮袋代わりになる…
そんなことを実演していただいたり、溺れている人を助けるのに、
少量の中身が残ったペットボトルを投げ込む(カラだとうまく飛びません)、長くつを投げる、
衣服をつないで救助ロープにする、クーラーボックスを投げ込む…など、驚きの方法が続きました。





4~6年生は、実際に着衣泳を体験しました。
ここでは、着衣した状態では身動きをとるのが難しいことと実感したほか、
体をまっすぐに起こす方法を学びました。

楽しい水泳です。それだけに、危険が潜んでいることを忘れがちになります。
危険に遭遇しないに越したことはありませんが、もしもの時に対処できるためには、
とても有意義な授業でした。




2019/07/17 10:00 | この記事のURL学校の様子