立志式【第2部】
2024/03/02 10:20
怒涛のように【第1部】が終わり、静寂が訪れます。
ステージそでから男子生徒が現れて、体育館後ろの
玄関ホールへと消えていきました。
すぐあと、制服に着替えた女子生徒がステージそでから
自分の座席へと戻ります。続いて、着替えの終わった
男子生徒が後ろから出てきて自分の席に戻ります。
全員が揃ったところで、椅子をもちステージひな壇へと
移動を始めました。第2部の幕開けです。
そして、ふたたび始まります。
【第2部 これからの自分~14歳の決意を伝える~】
まずは、開式セレモニーです。
実行委員の4人が前に進み、テーマ設定の意味
テーマ看板に込めた願い、ここに至るまでの
道のりと、今日の式に臨む決意を、前に立つ4人が
言葉をリレーしつなげながら高らかに声をあげました。
続いて、代表作文です。
一人目のY君は、文武両道という目標について
二人目のAさんは、自分意思を強く持つという
ことについて、これまでの自分を振り返りながら
来年度に向けて強い決意を語りました。
そして、立志式のメインイベントともいえる
立志宣言です。まずは、「学年立志宣言」です。
一 自他ともに思いやり切磋琢磨できる学年
一 自分の意思をもち考動できる学年
一 志をもち諦めず最後までやり遂げる学年
でっかい声での迫力のある唱和でした。お見事!
続いて、個人宣言です。
・周りのせいにしないで自分の考えをもって行動する
・誘惑に負けずにべ勉強から逃げない人になる
・誰にも優しく生活力があり努力できる人になる
・心を強くしなに何事にも最後まで挑戦し続ける…
・自分の弱さと向き合い周りを見て考動する人に…
・苦手なことに挑戦しどんなことにも真っすぐに…
などなど、個人宣言もまた、精一杯声を張り上げて
自分の殻を破ろうとするような強い思いのこもった
素晴らしい決意宣言でした。
「伝える」「伝わる」ってこういうことですね。
次は、記念合唱です。
曲は『いのちの歌』
震災の後に作られた竹内まりやさんの名曲です。
「生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに
胸をよぎる 愛しい人のあたたかさ」
「この星の片隅で めぐり会えた奇跡は
どんな宝石よりも 大切な宝物」
「泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
そんな時そばにいて 寄り添うあなたの影
二人で歌えば 懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり」
「本当にだいじなものは 隠れて見えない
ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある」
「いつかは誰でも この星にさよならを
する時が来るけれど 命は継がれてゆく
生れてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう この命にありがとう…」
生きてきたこれまでの道 生きていくこれからの道
その時間をつなぐ今という、この刹那
命と向き合い、家族と向き合い、人生と向き合う
そんな今だからこそ、心に響く詞とメロディーです。
激励の言葉を学年委員長さんからいただく予定でしたが
残念ながら都合がつかず欠席することになったため、
メッセージを学年主任のS先生が代読しました。
文面からにじみ出る、あたたかさ、誠実さ、気配り…。
とても素敵なメッセージでした。
校長先生のお話です。
感動のあまり、何を言うか忘れてしまったが、
ああ、一生懸命っていうのはこういうことだ
この子たちなら来年のコナ中も大丈夫だ
そう実感した。と語り始めました。
そして、よさこいソーランのはじまりと
いのちの歌の由来にについて、
いのちの歌が生まれたいきさつは涙させられます。
立志式に絡めながらお話くださいました。
最後に校歌です。
難しいピアノ伴奏ですが、生徒が弾きます。
まず2年生が立ち上がり、1年生と保護者の皆様も
立ち上がり、会場にいる全員での斉唱となりました。
体育館にこだまする、響きのいい校歌でした。
式の締めくくりの言葉の後の、全員での
「ありがとうございました」
最高でした。
式が終わり、保護者の皆様は集会が始まるまでの間
生徒の展示物を鑑賞しながら待ちます。
式が始まる前に見たものと、
式が終わった後に見たものは、全く同じものなのに、
不思議なくらい、生身のような温度を感じたのは
気のせいでしょうか…。
仲間と共にやり遂げたあとの充実感には、
思い出を共有した感動が根底あるので、
そこに心のつながり「絆」が芽生えるのです。
とっても素敵な学年集団です。
「常昇」常に上り続けるのは容易ではありません。
しかし、彼らのテーマ看板には階段が描かれています。
あせらず、一歩ずつ、一段ずつ。なのですね。
この子たちなら、きっとやれます。
素晴らしい立志式でした。
感動をありがとう。