文化祭2024【ステージ発表①】
2024/10/21 09:20
文化祭本番、こちらはステージ発表です。その前に…、
低く浮かぶ雲はまだあるものの、
雲間から差し込む東の空の光の幻想的なカーテンと
雲間に徐々に大きく広がってゆく爽やかな青空が、
文化祭の幕開けを飾ってくれているようです。
朝早くから、おやじの会の方々が、
やきそばと焼き鳥の調理をはじめています。
体育館前には、いい匂いが立ち込めてます。
開祭セレモニーから始まります。
ステージのスクリーンに映像が流れ始めました。
恒例となっているオープニングムービーです。
さて、今年も物語が始まります。
なんと、星野君が小型化し、校内のあちこちに
散らばってしまうという事件が発生した模様です。
星野君復活のため、せんべいと間違われて
食べられてしまう前に、何とかすべて回収し、
星野君を復活させることが、今年の使命であるようです。
今年の文化祭テーマ『輝』を実現するためには、
残1ピースの星野君のかけらを手に入れること。
それは、今日のコナ中生一人一人の輝きの結晶
に手に入るものであること。星野君復活のため、
全校生徒一致団結して、文化祭に取り組もう。
無事にテーマに結び付いたところで幕が上がります。
そして、テーマ看板に込めた思いが語られます。
看板に描かれた花は「ラナンキュラス」。花言葉は、
「とても魅力的」「晴れやかな魅力」「光輝」
そんな一日になることを願いたくなる始まりです。
いよいよ、文化祭の始まりが宣言されました。
演目①:『朳・虎舞』です。
今年も先に演じられるのが「えんぶり」です。
国から重要無形民俗文化財に指定されている
芸能史的価値の高い八戸独自の郷土芸能です。
生徒の役割は様々です。
『親方』『太夫』『えびす舞』『松の舞』
『大黒舞』『歌』『笛』『太鼓』
そして『手平鉦』に分かれて演じます。
『太夫』たちによる「摺り始め」「中の摺り」
途中に祝舞として『松の舞』『えびす舞』
さらに『大黒舞』などの祝舞が披露されます。
続いて演じるのは虎舞です。
全国的には『獅子舞』が一般的ですが、
三陸沿岸の一部では伝統的に虎舞が主流です。
こちらも生徒の役割が様々です。
『親方』『虎(前足)』『虎(後足)』
『ひょっとこ』『ささら』『笛』『太鼓』
そして『手平鉦』に分かれて演じます。
それぞれが、自分の役割をきっちり果たし、
見事に虎舞を演じ切りました。伝統芸能を、
立派に継承する姿に、感動を覚えます。
「虎舞」も「えんぶり」も2年生から1年生へと
伝統が受け継がれるように、教えられていきます。
この取り組みが見事です。素晴らしい取り組みです。
本番までの道のりこそが、大きな財産です。
指導に来てくださった、、朳組・虎舞組の方々に
感謝感謝です。
演目②:『弁論発表』です。
今年の弁論は三本立てです。
トップを飾るのは防犯弁論。
地区大会準優勝。県東部大会3位を獲得した発表です。
演題は「差別のない社会に」
1枚の写真から差別に対しての問題意識をもち、
深く掘りげていくうちに日常の身の回りの思いやりに
目が向けられていく、とても優しい内容です。
続いて、英語弁論が二人。
一人目は、創作の部です。
演題は「The Power of Words(言葉の力)」。
言葉の持つパワーについて考えさせられる発表です。
英語弁論二人目は、暗唱の部です。
演題は「A Mother's Lullabi(母の子守歌)」
広島に立つふるく古くて大きな木のお話。
被団協がノーベル平和賞を受賞した今年、
とてもタイムリーなない内容でした。
演目③:『理科自由研究』の発表です。
八戸市中学校生徒理科研究発表会において
物理分野で最優秀賞に輝いた作品です。
研究内容は「水の表面張力」
仮説と検証。結論を導き出す過程のアプローチと
データ化しプロセスが見事でした。
演目④:『海外派遣報告』です。
5月末に八戸市の友好使節団員として訪れた
アメリカのポートランドとフェデラルウェイの紹介と
体験・見聞してきたことをスライドにまとめ
わかりやすく報告してくれました。
とっても貴重ないい経験をしてきたようです。
この後、休憩をはさんで、前日祭の目玉イベントから
昨年から当日祭へと発表の場をグレードアップさせた、
『学級ダンス』発表です。
演目⑤:『学級ダンス発表』です。
2・3年生が学級全員でダンスに取り組んで完成させた
集団パフォーマンスの様子です。
まずは、2年1組からです。
自信がないとアナウンスでは紹介されていましたが、
なんの。見事なパフォーマンスです。
大きく3部で構成された演出も、全体のまとまりも
お見事でした。なによりみんな全力でした。
続いて、2年2組です。
こちらも大きく三部構成です。
ところどころにマスゲーム的な要素も取り入れ
男女のキャラを存分に生かした構成が見事です。
最後の「決め」の演出が秀逸でした。
最後に登場したのが3年1組。
単純なキレッキレダンスの構成というレベルを卒業し、
与えられた時間をストーリー仕立てで展開する遊び心。
見事というほかありません。しかも、選曲がドラクエ。
この学級だから、この仲間だからという
自分たちらしさにこだわり抜く姿勢に、感動しました。
どのクラスも、みんな上手でした。
フォーメーションや位置関係が、工夫され、
役割分担やパート分けがきちんとしていて
とてもレベルが高いと感じました。
学級全員で踊るっていいですね。
みんなで考え、ああだこうだといいながら、
一緒に練習した日々こそが、かけがえのない財産です。
1年生は、今年は研修期間です。
来年を楽しみにしています。
この後、午前の部最後を飾る
「吹奏楽部ステージ」へと続きます。