えんぶり・虎舞の歴史講話
2021/07/28 16:00
東京オリンピック2020の開会式から
早いもので10日ほど経過しました。
序盤から日本の金メダルラッシュが続き、
ドラマチックな試合展開の多さに、
何度も胸が熱くなりました。
中学校のスポーツ界でも、
新チームの大会が幕を開けました。
今日から卓球部が、試合に臨んでいます。
そして、明日からソフトテニス部が、
5日からは野球部が大会に臨みます。
オリンピックに負けないドラマが
きっと待ち受けています。
さて、8月2日(月)
1年生と2年生は、揃って出校日です。
課題点検を済ませ、今日は講演会です。
講師を務めてくださるのは、まさに、
地域の生き字引、船田勝美さんです。

「えんぶり・虎舞についての歴史講和」を10:30から
約1時間に渡ってエネルギッシュにお話しくださいました。
えんぶりを次の世代へつなぐことへの強い信念を感じます。

以前、シンガポールや中国から招待されて、虎舞を
披露してきたこと。その時感じた日本のよさ。
苦労はすればするほど身になるということ。
とにかくなんでも体験することの大切さ。
見る人の立場に立った虎舞やえんぶりの楽しさ。
多くのことを語ってくださいました。

質問コーナーでは、「松の舞と大黒舞について」、
「烏帽子の重さはどれぐらいか」などの質問に、
丁寧に答えてくださいました。
ちなみに、烏帽子の重さは軽いもので「1.2Kg」
重いものだとなんと「2Kg」もあるとか…。
最後の、生徒からのお礼の中に、
「ほかの人より劣るところがあってもがっかりする
ことはない。努力で勝っていればいい。大切なのは
人間性である。という言葉が印象に残りました。」
とありましたが、
「努力」「厳しさを経験することが人間を強くする」
などなど、えんぶりや虎舞の話とともに、生きること
について、学ぶことの多い貴重な時間となりました。
梅経寒苦発清香
ですね。
体育館の大きく開いた非常口からは、
お隣の保育園に咲く立派なひまわりが、まるで
こちらに聞き耳を立てているかのように見えます。
1・2年生がこれから取り組むえんぶりと虎舞は、
文化祭が発表の場となる予定です。
どうぞ、お楽しみに!