• 未来への架け橋講座⑥(消防士)
  • 2025/02/14 08:10
     2月13日(木) 朝のうち雪、のち曇り

     今年度の未来への懸け橋講座も6回目となりました。
     和菓子職人、銀行員、保育士、スポーツ選手、
     コンビニ経営、とつづい続いてきた本講座も、
     とうとう今年度の最終回を迎えました。
     今回講師を務めてくださるのは、
     「八戸東消防署小中野分遣所」の消防士長、
     そして本校卒業生でもある坂本潤哉さんです。
     
     未来への架け橋講座の仕掛け人である本校の
     地域密着型教育コーディネーターのNさんの
     講師の紹介からいつものように始まりました。

     お話は、まず自己紹介から始まりました。
     学生時代に夢中になっていた部活動のこと。
     好きな言葉。(※「一石二鳥」だそうです。)
     好きな食べ物。(※「肉」全般)
      ➡生徒から「唐揚げ」と予想されてました。

     続いて、消防組織について教えてくださいました
     地方公務員であり、服務規律が厳しいこと。
     日課表により、勤務時間の流れが決められていること。
     基本的に24時間勤務であること。
     しかし、日勤もあるので女性も働きやすいこと。
     最近では女性の隊員も増えてきていること。
     八戸広域消防は7市町村35万人の命を預かっていること。
     職員は、約400人。それが、
     5消防、5分署、7分遣所にわかれて勤務していること。
     などなど、わかりやすく説明してくださいました。

     ほかにも、消防士を目指そうと思ったきっかけ。
     仕事のやりがい。消防士を目指す若者への期待。
     中学生のへのメッセージ。などなどを語ってくださいました。
     「兄貴」的な感じで。
     まじめな話だけれど、堅苦しさがなく。
     熱い話だけれど、暑苦しさがない。
     とっても、気さくな人柄があふれ出てました。
     それ以上に、心の熱さがあふれ出ていました。
     さすが、ファイアーマンですね。

     「目標に向かって思いっきり前進してほしい。」
     「何でもいいから、一途にひたむきに頑張ってほしい。」
     「人生は失敗することは絶対にあるのだけれど、
      そんな時こそ、絶対にあきらめない。めげない。
      そうすれば、必ず乗り越えられるものだ。」
     ふざけたり、脱線したり、そんな照れ隠しもまた
     押しつけがましさのないまっすぐな思いとなって
     聞き手の心の扉を開いてしますのでしょう。
     素敵な言葉が、我々の心を熱くしてくれました。

     続いて、生徒からの質問タイムです。
     たくさん質問が出ました。
     「採用試験はどんな内容ですか?」
     「24時間勤務の中でどれぐらい仮眠が取れるんですか?」
     「人の死を見たとき、気持ちが落ちかけた時、
      どうやって気持ちを立て直すんですか?」
     「正月って、必ず休めるんですか?」
     「普段のトレーニングメニューを教えてください。」
     「体調が悪い時は休めるんですか?」
     「働いてから受けた試験で一番きつかった試験は?」
     「髪型って決まりがあるんですか?」
     「消防に入ってからの勉強できついのはなんですか?」
     「消防士の定年は何歳ですか?」
     「消防士になっていなかったら何をしてましたか?」
     「旅行に行けますか?」
     などなど、多くの質問に丁寧に答えてくださいました。

     とっても素敵な、大満足な講演会でした。
     子供たちの、消防士への関心の高さにも驚かされました。
     生徒たちからは
    ・公務員に興味があった。女性の消防士が増えていると知り
     将来の選択肢が一つ増えた。
    ・消防士の採用試験に、国語や数学があると知り驚いた。
    ・目標に対して一途になること、失敗してもめげずにやり
     続けることの大切さを学んだ。
    ・命を救う時、救助者を家族だと思って接していると聞き、
     とっても素敵だと思った。
    ・命がけで人を救う消防士はかっこいい。
    ・「ありがとう」といわれることがやりがいになると聞き、
     消防士の仕事に魅力を感じた。
     などなどの感想が寄せられました。

     最後に、生徒を代表してSさんが
     感謝の言葉を述べ、本日の講演会は幕を閉じました。
     素敵な時間を過ごさせていただきました。


     坂本さんには、感謝の思いでいっぱいです。
     お忙しい中、大切なお話と、貴重な時間を、
     本当に、ありがとうございました。
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