体育祭の記憶Ⅵ(閉会式~解団式)
2024/05/21 08:30
熱く燃えた1日も、終わりの時を迎えます。
雲一つない青空が朝から続いています。
戦いを終えた生徒たちが、入場門に集合します。
閉会式・表彰式が始まります。
いよいよ、結果発表の時がやってきました。
顔を上げ、胸を張り、凛とした表情で整然と並ぶ姿に、
大きな仕事をやり終えた達成感が滲ます。
どんな結果も勝敗も受け止める覚悟とともに…。
心なしか、朝よりもたくましく見えます。
【閉会式・表彰式】
開会宣言の後、早速結果発表です。
まず、応援賞の発表が行われました。
発表の仕方は、生徒会公式マスコット『メテオ』が務めます。
昨年度までのこうし公式マスコットだった「星野君」との
ゴタゴタを乗り越え奪い取った、いや引き継いだのでしょう。
そして、メテオが選んだ団長が応援賞ということのようです。
2人の団長の間を、じらすように行ったり来たり…。
そして、おもむろに選んばれたのが青軍団長でした。
応援賞は、青軍 がとりました。
そして、いよいよ総合優勝の発表です。
と思いきや、見たことのあるようなないような
新しいキャラクターが登場しました。
こちらは、生徒会非公式マスコットの
『くまのぽーさん』とのこと。
くまのぽーさん?????
どこか聞いたことのあるような
バッタもん的な雰囲気が満載すぎます。
かわいいけれど、どこかあやしさが残りますね。
でも、「ラリックマ」でなかっただけほっとします。
そして、総合優勝の発表は、 「メテオ」VS「ぽーさん」
による綱引きによって決まるとのことになりなりました。
公式キャラクターのメテオが勝てば青軍の勝ち。
非公式キャラクターのぽーさんが勝てば紅軍の勝ち。
メテオとぽーさんの綱の引き合いが始まりました。
綱を引っ張っている様子はあまりありませんが、
お互いに、右に行ったり左に行ったり…。
若干、ぽーさんの方の動きにキレを感じます。
結果…。なんとめメテオが転倒…。
ぽーさんの勝利。つまり優勝は紅軍です。
総合優勝は、紅軍 がとりました。
校長先生から、賞状、優勝旗、準優勝杯が
次々に手渡されていきます。
各軍の団長からのスピーチです。
ともに、結果の喜びや悔しさを上回る
やり終えた充実感、走り抜けた達成感がにじみ出る
仲間への感謝の思いのこもった素敵なスピーチでした。
校歌を元気よく歌います。
最後に、静かに流れる厳かな国歌を耳にしながら、
ゆっくりと降りていく国旗と校章旗を目で追います。
今年の体育祭も幕を閉じました。
【解団式】
結果発表を受け止め、両軍とも解団式に臨みます。
1クラスが2軍に分かれて戦った3年生。
その学担が、赤と青の衣装を身にまとい
両軍の間に仁王立ちしながら両軍に耳を傾けています。
団長をはじめ、応援リーダーたちから次々に
感謝の言葉が述べられました。
みんなみんな、この軍でよかった
この仲間と共に戦えて幸せだった
そんな思いが語られます。
とっても和やかな解団式です。
解団式のしめくくりは、軍全員での円陣です。
最後まで、団長たちの大きな声が響き渡ります。
呼応するように、みんなも大きな声で答えます。
そして、肩を組んでオリジナルソングを歌います。
とっても、いい雰囲気でした。
最後は、3年生が軍ごとに記念撮影。
【片付け】
競技が終わった後の生徒の負担を軽減するため、
今年もまた、力強い味方。「小中野おやじの会」の方々が
片付けを手伝ってくださいました。感謝感謝です。
もちろん、生徒たちも解団式が終わりしだい大活躍でした。
おやじの会、生徒、教職員力を合わせ、
グラウンドに6基あった大型テントをすべて撤収。
その他、聖火台や入場門も含めきれいに片付きました。
【3年生集合写真】
おやじの会の方々とともに
後輩たちが片付けをやってくれている間、
3年生が、各軍に分かれて集合写真です。
卒業アルバムに掲載されるのでしょう。
続いて、お互いの健闘を称えるように
両軍合わせて撮影です。
さらにさらに、体育祭のアイテムや優勝旗、
準優勝カップやらを脇にどかせて、体一つ、
再びいつもの3年1組に戻っての記念撮影。
みんな、とってもいい顔をしています。
勝ち負けを越えたところにある大切なものに
気づいた人の顔です。爽やかな顔です。
また一つ、深めた固い絆。
ですね。
【祭りのあと…】
祭りの後の静けさが好きです。
ノスタルジーにも似た、切なさを覚えます。
ふと、一人になりたくなります。
ずっと、遠くを眺めていたくなります。
誰もいないラインのひかれたグラウンド。
晴れ渡る空の向こうに、色濃く横たわる階上岳。
この日の思い出が生徒たちの宝物となって
豊かな心を育んでくれたらと願います。
素敵な1日でした。
開催時期が変わり、短い準備期間の中
企画運営に取り組んできた生徒会
応援合戦の準備を頑張った3年生
先輩達に協力して取り組んだ1・2年生
あたたかく見守ってくださった、保護者の皆様
そのほか御助力いただいたすべての全ての方々
ほんとうにありがとうございました。
おわり。