11月8日(金) 秋晴れ
今日は、秋晴れですが少し肌寒い日和です。
11月もまもなく中旬に足を踏み入れると、
さすがに、冬の訪れを意識させられます。
さて、今日は「いのちを育む教育講演会」が行われました。
講師:梅本実香 氏(西村産婦人科クリニック医師)
演題:『思春期の心と体
~性と生について考えよう~』
40分ほどの短い時間ではありました。
その時間をいっぱいに使って、切々と誠実に、
性をとりまく様々な問題点や危険性について、
優しく語り掛けるように、丁寧に話してくださいました。
やはり、中学生の頃に「性」に関する大切な内容と
真摯に向き合い、真剣に考える必要性を感じました。
「『愛』と『奇跡』!」
梅本先生が絶対に伝えたかった二つのこと。
・性とは何か。
・それぞれの性の違い。
・思春期とは?
・性にまつわる話
・一人前の人間として、これからどう生きる?
内容が五つに整理し、それがさらに細分化され、
とても分かりやすい話の構成になっていること
何より、先生の押し付ける感じの全くない、
慈愛に満ちた語り掛けるような言葉の響きが、
すう~っと話が自然に心の中に落ちていく、
そんな感じのする貴重な時間でした。
望まない妊娠の弊害、性感染症の恐ろしさ、
性をとりまく誤った情報の氾濫。…
時に、もっと踏み込んだ問題について…。
出会いと体験の数々の話の中から、
あふれる思いが伝わってくるようでした。
傷ついていった人たちも、幸せになった人たちも、
きっと、星の数ほど見てきたのでしょう。
性の問題は相手を大切に思う気持ちの問題です。
決して、恋愛と切り離して考えることはできません。
しかし、だからこそ、
性の問題は、恋愛の問題以上に命の問題であることを、
我々は決して忘れてはいけませんね。
経済的に、社会的に、そして精神的に自立してから、
本当に大好きな人、大切な人と! です。
軽はずみな行動は、絶対にいけません!!!
生徒を代表して保健委員長のMさんがお礼を述べました。
そして、全員で元気な挨拶をして講演会を終えました。
命のこと。性のこと。人生のこと。
人を大切にすること。
自分を大切にすること。
幸せ。
自分をコントロールする力。
大事なことで選択を誤らない、
判断を間違わない、
強さと勇気を、
この思春期に、
自分の中に
育みたいですね。
梅本先生、本当にありがとう五あいました。