避難所運営訓練【2024】
2024/10/04 07:40
10月4日(金) 雨時々曇り
今年の1月1日は、衝撃的な始まりとなりました。
能登で起きた大震災による惨状を、連日報道される
テレビの画面を通して、目の当たりにし、
東日本大震災を経験している我々にとっては、
まさに、他人事ではない思いに心を痛めました。
また、今年のお盆前の8月11日に発出された
豪雨による河川氾濫を警戒しての レベル4の避難指示。
本校においては3.11以来の避難所を開設となりました。
そして、今年も思いを新たに、思いを強くしての
小中野地区自主防災会が中心となっての、
八戸東消防署小中野分遣所、八戸市防災危機管理課、
八戸市社会福祉協議会をはじめ、多くの方々の協力を
仰ぎながら、避難所開設・運営訓練が行われました。
まずは、4時間目は学年ごとに割り当てられた仕事と
防災、避難所運営について学ぶ時間となります。
【衛生班】【食料物資班】…1年生
【住民管理班】【情報広報班】…2年生
【施設管理班】【救護班】…3年生
それぞれ1時間かけて、心構えから具体的な作業内容など
についてしっかり学び、午後の避難所設営に備えます。
【おまけ】… テーマ『背中で語る。。。』
調理室では、炊き出しの準備をしていただいています。
午後は、いよいよ実地訓練です。
【避難所運営訓練スタート】
地域の方が、次々に避難していらっしゃいました。
いよいよ、避難所運営訓練が始まります。
学年、学級、班ごとに、割り当てられた役割を全うすべく、
全校生徒が自主防災会の方々をはじめとした、
ボランティアの方々と協力し、一気に避難所を作り上げます。
その所用時間は、約30分ほどでした。
あれよあれよという間に、避難所が形になっていきます。
中学生たちの動きも見事です。
組織的に生徒を動かしてくださる自主防災会の方々の動き、
さすがです。その、様子がこちらです。
小中野中学校の校舎は、一昨年見直された大津波の浸水エリア
に該当するため、津波避難ビルではなくなりました。
しかし、大雨洪水に伴う河川の氾濫においては、
現在も、避難所となっています。そのため、
「線状降水帯の発生に伴う集中豪雨が新井田川上流域を含む
県南地域を直撃したことにより、新井田川が氾濫する危険な
状態にあるため洪水警報及び避難指示が出された。そのため、
各自、各町内は、津波避難・津波避難支援行動と同等の動きを
とるととなり、中学校では避難者の受け入れを行うことと
なった。」
という想定で行われました。
昨今の異常ともいえる気候変動を考えれば十分にあり得ます。
いえ、今年は実際にありました。
自主防災会の方からは、津波避難ビルではなくなったけれども、
避難所設営・運営の訓練は、これを経験した中学生にとって、
将来何かあったときに、必ず役立つ。
地域やそこに暮らす人々の力になれる力になれる。
そんな子供たちをそ育てたいという、願いを伺っています。
熱い思いです。そんな思いを抱いてくださっている方々が、
この町にたくさんいる。だから、素敵な町なんですね。
協力いただいた、多くの皆様。
本当にありがとうございました。