島守小学校
  • わんぱくタイム
  • 2020/07/01 10:30
    今日は月に一度の業間運動「わんぱくタイム」でした。4つの縦割り班に分かれ、
    8の字に移動しながら長縄跳びをします。3分間で何回跳べるか目当てを決めて、
    練習を少ししてから本番が始まりました。
    すると、1年生の後ろに5・6年生が並び、跳ぶタイミングを図ってそっと背中を押してあげていました。
    5月はなかなか跳べなかった1年生が見事に跳んでいきます。
    この光景はどの班にも見られました。
    そっと背中を押してあげる子以外の子達は、
    声に出して跳ぶタイミングを1年生に教えています。
    特別扱いはしません。1年生もみんなと同じように同じ条件で跳びます。
    ただ、2年生以上の上級生みんながそれぞれ、1年生をサポートしてあげている、教えてあげているのです。
    大きな学校は、たくさんのいろんな人間とふれあったり、もまれたりする良さがあるのでしょうが、
    本校のような小さな学校にも、異学年の交流(複式学級があるのですから当たり前ですが)、
    特に上の学年が下の学年の面倒を見てあげるつながり(上の学年は「優しい気持ち」を
    、下の学年は「尊敬の気持ち」を持ちます。)ができる良さがあります。

    各グループとも目当て以上の100回前後を跳べました。
    終わった後は、「ふりかえり」をします。
    何人もの子ども達が手を上げて発表します。
    そして、多くの子が先ほど述べた、1年生に対する支援を「良かった」と肯定的に話し、
    次はもっとできるように頑張りたいと言います。

    少し難しくなりますが、これは専門的には「スキルの認知」ができて次への意欲が喚起された状態と言えます。
    5・6年生であれば、自分たちの成功の要因を俯瞰して分析する「メタ認知的モニタリング」ができている状態と言えるでしょう。

    本校では、「ふりかえり」(広い意味での「自己評価」)を授業でも積極的に行っています。
    「ふりかえり」には、何かを学ぶ過程を自覚したり、実感したりする効果があります。
    これは、「意欲」と密接に関わります。今後も継続して色々な場面で「ふりかえり」に取り組み、
    やる気にあふれる「島小っ子」を育てていきたいと思います。 関連タグ:学校生活
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