環境学習会①「生活排水対策」
2019/06/04 19:20
4年生の総合的な学習の時間に、八戸市の環境政策課の方々をゲストティーチャーとしてお招きし、「生活排水対策」について教えていただきました。
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水は無限にある資源ではないので大事に使うことや、私たちの使った生活排水は環境によくないので、その汚れた水を川に流すには何倍もの水が必要になることを教えていただきました。
そこで、家庭から出る生活排水の汚れ具合を調べ、魚が住めるようなきれいな水なのかについて判定しました。
実験サンプルは、①水道水、②馬淵川の水、③牛乳を1000倍に薄めた水、④しょうゆを1000倍に薄めた水、⑤オスバン消毒液を1000倍に薄めた水です。
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ボランティアの方々に試薬の使い方を教えてもらいました。
試薬とサンプルの水を混ぜると、汚れ具合によって色が違います。
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赤よりの発色は水がきれいなことを、黄色に近いほど汚れていることを表します。
5つのサンプルについて、指標カードと合わせながらグループごとに結果をまとめました。
一番汚れていたのは、どのグループもしょうゆを薄めた水でした。牛乳を薄めた水も「魚が住めない水」と判定されました。
授業後の感想では、「シャワーを出しっぱなしにせず、こまめに止めて使う。」「ソースやカレーがついた食器は、汚れをふき取ってから洗う。」「洗剤や消毒液の使う量を守る。」のように具体的に考えて発表していました。給食で毎日飲んでいる牛乳についても、「一滴も残らず吸って、牛乳パック洗いの水があまり汚れないようにしたい。」と自分にできることを考えていました。
先日の浄水場の見学と合わせて、水の大切さと自然環境を守るためにできることを考えた4年生の子どもたちでした。
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