• 2年生の「朝の会」で
  • 2011/06/18 17:20
    6月17日(金)。

    2年担任が朝からの出張のため補欠指導に入った「朝の会」で、素敵なお話を聞きました。

    「スピーチタイム」で、日直当番さんが、「今週のニュース」のお話を始めました。聞き始めてすぐに、おっ、と思いました。国語科での学習が随所に生きていました。発表し終わって、特に見ていなかった紙を黒板に貼りにきたので、こっそり読ませてもらいました。次のように記されていました。


     六月五日に、たんぽぽのかんさつをしました。一本だけとてもながいたんぽぽがありました。たんぽぽのちえで、ならったように、風にあたりやすいようにちえをつかっていました。つぎに、ぐったりと、じめんにたおれているたんぽぽを見つけました。たねにえいようをおくっているちえでした。でも、ふまれてしまっているたんぽぽもありました。わたしは、
    「せっかくしんぴんだったのになあ。」
    と言いました。目の前にわた毛が二つとんできました。ふわふわととんできました。わた毛さんは天しのようでした。


     「たんぽぽのちえ」は2年国語の教科書に掲載されている教材文です。2年生はこのお話を読むと、たんぽぽのの知恵に驚かされ、興味をもってたんぽぽを観察するようになります。
     また、時間の順序や理由づけを表す言葉の指導もしやすい教材で、暗唱できるほど音読が進むと、子どもたちもそのような言葉づかいをするようになります。
     今回発表した日直さんは、とりわけこれらの学習が身に付いていると感心しました。
     また、最後の3つの文の展開、そして、「わた毛さんは天しのようでした。」の表現には、全くもって参りました。


    朝からとても得をした気分がしました。


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