6学年校外学習(美術館、博物館、八戸城址)
2021/12/17 16:30
11月17日(水)に6年生が校外学習に出かけました。まずは社会科見学です。
島守館跡である「たての館」に行きました。すると、「月山」「岩手山」など、他県の山の名前などが刻まれた古い石碑がありました。「なぜ?」という疑問を残しつつ、次の見学場所に向かいました。
次は、「登り街道」の一里塚です。八戸藩の殿様が参勤交代で江戸を行き来するのに奥州街道へ出るための道です。ここでは、江戸時代の街道の整備を学びました。
3つめは八戸市博物館です。
ここでは、江戸時代の八戸藩に関する疑問について調べたり、新たに知ったことなどを学芸員の方に聞いたりします。
あえて、ぞろぞろみんなで移動し説明を聞くのではなく、あらかじめ学芸員の方と打ち合わせて、自分達から知りたいことを聞く形にしました。「八戸藩成立が江戸幕府成立よりずいぶん後なのはどうしてなんだろう?」というような疑問が解決したようです。また、当時島守村は「大村ナリ」とされ、藩内ではダントツのお米の生産量を誇っていた(なんと年間900石も!=約135t)ことから随分誇りに思った子どももいました。
4カ所目は八戸城址、今の三八城公園に行きました。
北西方面の斜面を見て昔の絵図を重ね、以前はこの下に掘があったことを想像しました。
公園から歩いて新しくできた美術館に行きました。建物の側面に空と雲が映り、とてもキレイでした。
お部屋を用意していただいて、昼食ここでとりました。
母の愛情弁当です。
午後は図工の鑑賞の時間です。
職員の方が説明してくださいました。
作品を作った作者の発想の豊かさに驚きです。
伝統的な浮世絵もありました。実は学校へ帰ってからの学習で、町人文化として歌舞伎や浮世絵、お伊勢参り等の旅行ブームも学びました。島守やその他の地域でも「講」を代表して日本各地にお参り(お宮や修験道の聖地等に)してその記念を「たての館」に石碑として残したものと考えられます。江戸時代というと「ケガチ(飢饉)」のイメージが強いものですが、天候異変さえ無ければ平和な中で生き生きとした生活をしていた庶民の様子がうかがえます。
子ども達に「芸術とは?」と聞くと、「自由だ!」と答えた子がいました。
そうですね。自由に自分の表現をすることが「芸術」だと言えるでしょう。
この日はミニ修学旅行のようで楽しい一日でした。
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