全校朝会(校長先生のお話)
2024/04/17 08:50
4月17日(水)、今日の全校朝会は、今年度最初の校長先生のお話でした。
少し緊張した表情の子やこれから何が始まるのかわくわくした表情の子が見られました。
「水もれバケツのお話」を紹介してくださいました。外国のお話だそうです。
登場してくる庭師が、バケツに水を入れて毎日運ぶのですが、バケツがぼろぼろなため、水がもれてしまい半分ぐらいしか運べません。そして、そのことをバケツ自身が、とても気にしているのです。バケツは、「大切な水をこぼしてしまってごめんなさい。」と庭師に謝るのですが、庭師は怒ることなく笑いながら「川まで続く道をみてごらん。」と笑いながら答えます。バケツが見てみると、バケツからもれてしまった水のおかげでたくさんの花が咲いていたのです。
水をもらしてしまうことは失敗かもしれませんが、それを責めない、庭師の「思いやり」。たとえ水がもれることがあっても、ためて運び続けたバケツの「本気のがんばり」と出会い、子どもたち一人一人が「思いやり」と「本気のがんばり」とは何か考えを深めることができました。
そして、最後にバケツがこぼした水で花が咲くように、実はこっそり庭師が種をまいていたことが伝えられ、人のがんばりを信じ、こっそりサポートしてくれる人の存在がいることも知りました。
子どもたちには、先生や保護者の皆様、地域の方々の温かなサポートの中で、「思いやりをもつこと」と「本気でがんばること」を大切にながら成長してほしいと考えております。
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