八戸市立美保野中学校
  • 10月5日(金)休み時間の避難訓練
  • 2012/10/09 10:10
    今年度3回目の避難訓練は

    休み時間に火災が起こったという想定で

    児童・生徒には事前に知らせずに実施しました。

    八戸東消防署鮫分署のみなさんも子どもたちに見つからないように

    こっそり待機してくださいました。
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    10時30分、火災発生。

    「火事です。一番近い避難口から避難しなさい。」

    という放送に全校に緊張が走りました。

    訓練か本当か困惑気味の子どもたちの顔。

    それでも、これまでの訓練通り

    口にハンカチをあて、一番近い避難口から一斉に避難を始めました。


    校庭にあつまり、避難完了。
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    訓練とわかったあとも、子どもたちの顔はいつも以上に真剣でした。


    校長先生からは

    「今、自分が何をすべきか考え、自ら行動することが大事」

    とのお話がありました。


    その後、鮫分署の方々の指導のもと

    消火訓練とスプレー缶爆発の実験を実施する予定で

    準備していただいていましたが、

    突然の雷鳴。


    上空を何羽もの鳥が編隊を組んで飛んで行き怪しい雲行き。
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    急遽(きゅうきょ)、中止し全員体育館へ移動。

    そのとたん土砂降りと雷。

    体育館で鮫分署の畑中さんからお話を伺いました。
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    畑中さんからは

    1 何もないときに、どれだけ考えておくかが大事。(訓練・想定の重要性)

    2 火事に気づいたら
     ・低学年は大人の人を見つけて知らせる。
     ・高学年や中学生は電話通報しなければならない場合も。

    3 電話での通報の注意点
     ・落ち着いてゆっくり話す。
     ・聞かれたことについて、一問一答で答える。
     ・出動準備は同時に行われているので、あわてて切ろうとせず
      できるだけ情報を伝える。

    4 見たことがある、使ったことがあるという経験が

      災害時の自信につながる。

    5 スプレー缶は身の回りにあるが、

      思いがけず火事や怪我の原因になることがある。

    6 家で何かあった場合どうするか想定しておくことも大事。

    7 寝室に火災報知器を設置することが法律で義務づけられている。

      これにより、命が助かった例が多数ある。

      ※消火器は法律では義務づけられていないので、
        「法律で義務づけられている」などと騙る(かたる)
        訪問販売には気をつける。  

    等、現場で働いている消防士の方ならではの

    具体的なお話を伺うことができました。


    寒くなり、火を使うことも出てくると思います。

    皆さんも火の用心をお願いします。 関連タグ:学校行事 避難訓練 安全教育
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