• おや?
  • 2016/11/29 08:10
    4,5,6年生に次のような問題を出してみました。

    すると、6年生より5年生、5年生より4年生のほうが、正解にたどり着くのほうが早かったんです。
    不思議な感じがしますね。4年生より6年生のほうが、圧倒的に知識が豊富で、難問をクリアできるのが普通です。
    でも、この問題は、4年生のほうができがよかったんです。
    なぜこのようなことが起こるか、認知心理学の学習論で説明されています。
    新しいことを学ぶ際、以前できたことが突然わからなくなることがあります。
    これを、「学習によるエラー」というそうです。
    おそらく、保護者の皆さんは、xやyを使って連立方程式を使ったり、一辺の長さをxに置き換えて答えるのではないでしょうか?
    実は、文字を使わなくても求めることができます。
    子供たちは、日々、新しいことを学んでいます。
    新しいことを学ぶ時、下学年でできたことができなくなるのは、より高いレベルに到達する上で、通過するプロセスの一つになるようです。
    いかがですか?
    頭の中がごちゃごちゃするのは、頭がいいことの証と言えそうですね。
    こんなことを心の中において、子供たちの「学び」を見守っていきたいです。
    関連タグ:学校生活の様子
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